|その関係、アオモリにつき。|#04 うまい最中をググれ!

Uターンした2016年頃、巧く飲食店を探せなかった。在京時分に利用していた食べログも釣れないよいけず。今日(こんにち)みたいにInstagramでもGoogleのレビューでも気軽に情報に辿り着けなかった。 甘味は和洋問わず好きな方であると自負している。 自遊牧民族珈琲さんの豆花。 ジャム工房otteさんで気まぐれに店頭に置かれるスイーツ。 ユニバース(青森県内をメインに北東北で展開されるスーパー。)で出会える西川餅店のお団子。枚挙に暇が無い。 「最中が食びたい!!!」と悶え叫びたい日もある。 ジェンゴスキーのキャラクターの裡にはひととして本名の私がいるとは思えないか。 アーティストととして名乗る裏には恐怖があるとは想像に難いか。 実家で暮らす傍らにはこれから来るであろう親周りの云々を憂いていないとなぜ言い切れるのか。 こちとらジェンゴスキーと言うシステムを通して叶えたいことがあるからやってんでいてやんでぇ! そんな眠れる湊魂(同郷ならクスリと嗤っとくれ!)が私の奥底で静かに燃える時、どうしても旨い最中が食べたくなった。火がついたようにググり、Googleのレビューで出会ったのが丸美屋の菊花美人のあんバター最中。 さっくりした最中の皮に、挟まれたバターが活きる爽やかな甘さの餡。品質表示のカロリー欄は今日はとりあえず見なくていいじゃん。もし目に入ったなら笑い飛ばしちゃいなよ。 かつて亡祖父の葬儀の際、斎場で出会った「ウマ!」な焼き菓子が丸美屋さんだった。(火葬の待機時間にお茶菓子として出された。) 瞬間的な出会いと別れも多い年末。互いのリスペクトは忘れず一期一会のご縁に感謝したい。我ら互いにあまじょっぱい渡世に挑んでる同志よな。
|菓子処 丸美屋| https://marumiya.jp/  

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