アオモリコネクト特派員のかんからです。
もちろん皆さんご存じの通り、青森県内のお祭りは軒並み中止……。
そんな中でも、何とかして祭りの雰囲気だけでも味わいたい!
今日は黒石を題材として取り上げたいと思います。
まず 知らない人のために。黒石のご紹介
黒石市は青森県のほぼ中央に位置し、三方に津軽平野、東に八甲田連峰が連なる豊かな自然と豊富な温泉に恵まれ、味の良い “黒石米” と “黒石りんご” の産地として知られる古くからの城下町です。(→→アクセス←←)
青森県内の中でも山を隔てた西側を “津軽” と呼ばれますが、その地域には “ねぶた” “ねぷた” といった祭りが分布。その中でも黒石には “黒石ねぷた” があり、例年7/30~8/5の期間で行われています。
→→黒石ねぷたまつり←←
街の至る所に、”ねぷた絵” を

今年のコロナ禍で、黒石ねぷたの中止に追い込まれました。
祭りがやれないのは、頭では理解できます。でも体はうずうずして、”祭り” を何とかしてやりたい、騒いでしまいたい!だからといって祭りを大々的にやれるはずもなく……熱気は発散されることは無く、無理やり抑えられてしまっている状態です。
地域内で行われる小規模の、例えば村内を獅子を担いで祈りながら巡るような行事は行われているようですが……黒石ねぷたと比べてしまうと、不完全燃焼は否めません。。。
黒石のこみせ通りでは8/1(土)から9月の中旬まで、ねぷた絵が展示予定です!
すでにネット上にはいくつかの記事がでておりますので、参考にご覧いただくとして……
ねぷたの絵で祭り気分を味わってくださいね!
鳴海醸造さんの投稿 2020年7月31日金曜日
→→2020 黒石こみせ通り 観光←← (鳴海醸造店)
「祭りのない津軽の夏はあり得ねぇ!!」と言うそこのあなた‼
黒石に行ってみませんか?黒石ねぷたは開催中止ですが、ねぷた絵や音は味わえますよ👘
津軽の夏はまだまだ終わらな~い
「津軽へ行こう!」さんの投稿 2020年7月31日金曜日
(産地直送旅番組『津軽へ行こう!フェニックス!15th』 エフエム青森)
もちろん外出される場合は、三密を避けて行動してくださいね♪
雰囲気たっぷりの、黒石の街

暑い日には、汗をぬぐい、街ブラを……

団扇で仰ぎ、風を起こす。ただし暑いことには変わりない。
でもその暑さが “夏” であって、”祭りの季節” なんです。

勇ましい姿のねぷた絵は、疫病退散の意も含められているというが……
祭りが無くても、目を瞑りさえすれば
向こうに見えてくるのは、かつてあった時のこと。

ちょっとおしゃれなお店も、ねぷたへの想いをかき立ててくる。
ガラスに用いられた模様に、何か切なさを感じたり。
いろんな所で、街を盛り上げる。

こみせ通りではありませんが、こちらは同じ黒石市内の東奥信用金庫 黒石支店。
こんな感じの粋な計らいが、街のあちこちで見れるかも……?
そして最後に、ちょっとした疑問。

実は黒石ねぷたにあって、青森ねぶたにないモノがあるんです。それはなんでしょう?
それは……漢雲、いや……雲漢という文字です。
(正確には右から読むのです!)
↑↑青森ねぶた↑↑ ↓↓黒石ねぷた↓↓

”雲漢” は黒石だけではなく、弘前や平川、五所川原のねぷたにも書かれております。

ちなみに雲漢の意味は、天の川。
→→津軽藩ねぷた村 ねぷたQ&A←←
天の川で連想できるといえば、七夕でしょうか?でも七夕は7月7日。旧暦だとしても今年の場合は、8月25日がそれに当たります。なんかずれてるな……。これじゃあ、ねぷたに”雲漢”が書かれている理由にはならないですし。
なので “天の川” は七夕由来というよりは、純粋に ”夜空がきれいだから”、”あの英雄は巨星となり、あの空に輝いている” ”あの絶世の美女は、眩い光を放つ”といったノリで書かれ始めたと考えるのが妥当かなと、僕は考えるんですが。ほら、大人物や名だたる美人をねぷたの題材に書きますし。
(たまに”七夕祭り”とねぷたの肩に書かれている事例等があるらしいのですが、それは後世の混同故?)
他のお考えやご存知の方は、コメントをお寄せくださると助かります!
そして青森ねぷたになぜ “雲漢” が書かれていないか?との疑問には、
青森ねぶた祭 (公社)青森青年会議所
よーく見てください。青森ねぶたも山車によっては、ちゃんと”雲漢“の文字が……
結論:”雲漢“の文字は黒石ねぷたにあって青森ねぶたにないわけではなく、単に目立たない or 使用頻度が少ないだけだった。











