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神奈川じゃない方の横浜です 青森県横浜町に「横浜IC」誕生へ

青森県に、ついに「横浜IC」が誕生します。

青森県は、下北半島縦貫道路の「むつ南バイパス」「横浜南バイパス・横浜北バイパス一部」を、2026年3月14日に開通すると発表しました。あわせてインターチェンジ名も正式決定し、(仮称)だった名称はそのまま「横浜インターチェンジ」、そして「むつ奥内インターチェンジ」となります。

宮下宗一郎青森県知事Xより

「横浜IC」と聞くと、つい神奈川県横浜市を思い浮かべてしまう人も多そうですが、今回できるのはもちろん青森県上北郡横浜町の横浜ICです。地名のインパクトだけで思わず二度見してしまう話ですが、実はこのニュース、交通インフラの話にとどまらず、青森の横浜町そのものに光が当たる出来事でもあります。

今回の開通では、横浜南バイパス・横浜北バイパス一部が13時から、むつ南バイパスが15時から一般開放されます。下北半島縦貫道路は、むつ方面と県南側を結ぶ重要な地域高規格道路で、今回の新区間供用によって利便性の向上が見込まれます。横浜町の計画資料でも、下北半島縦貫道路の整備が広域的な交通条件の向上につながるものとして位置づけられてきました。

しかも横浜町は、単に“名前がおもしろい町”というだけではありません。町の郷土館案内では、町内で本格的に発掘調査された桧木遺跡の縄文時代の遺物が展示されていることが紹介されており、この土地に古くから人の営みが積み重なってきたことがうかがえます。海と山の恵みを受けながら暮らしが続いてきた地域であることも、郷土館の展示説明から読み取れます。そして康正2年(1456年)蠣崎蔵人の乱の際、『東北太平記』にある下北図には城砦として「横平城、横浜カゲユ」の名がみえる。 複数の書籍には正平3年(1348年)頃の南部信政(南部氏の支流)関連で、「横平」や近隣地名からの改称伝承が記載されているとされるが、ネット上で文章を読むことが出来なかった。

一方で、「横浜」という地名の歴史をたどると、横浜市の文化財関連資料では、「横浜」の地名の初見は嘉吉2年(1442年)の寄進状とされています。つまり、神奈川側の「横浜」も中世までさかのぼる古い地名として扱われています。

そのため、「本家はどちらか」とか、「どちらが圧倒的に古い」といった正確性は専門家にゆだねます。けれども、青森の横浜町が長い歴史を持つ地域であり、しかもその町に今度は正式に「横浜IC」ができる――この流れ自体は十分に面白い。神奈川の大都市として知られる横浜とは別に、青森にも確かにもう一つの横浜がある。その存在が、今回の開通によって改めて全国に知られていくことになりそうです。

横浜町の公式資料によると、現在の自治体としての流れは、1879年に横浜村戸長役場が置かれ、1889年に「横浜村」として立村、1958年に町制施行で「横浜町」となったものです。つまり、近代自治体としてもすでに長い歩みを持っている町だと言えます。道路が延びることで、その名前がさらに広く届くようになるのは、どこか象徴的でもあります。

2026年3月14日、青森県横浜町に誕生する横浜IC
それは単なる新しいインターチェンジではなく、下北半島の交通を支える新たな結節点であると同時に、“神奈川ではない方の横浜”にあらためて注目が集まるきっかけにもなりそうです。青森にある横浜町の名前を、これまでよりずっと多くの人が意識する日になるかもしれません。

Author: かんから
本業は病院勤務の #臨床検査技師 。大学時代の研究室は #公衆衛生学 所属。傍らでサイトを趣味で運営、 #アオモリコネクト 。

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