A-connect特派員のかんからです。
かつて世間を騒がせたコロナでございますが、いまやニュースでもほぼほぼ聞くことなんてありません。やっとで今頃になって『また増えてきたよ~』と報道がありましたけど、この報道を読んで『じゃあ気を付けるか!』と思う人はどれくらいいるか定かではありません。
ひと昔は『増えた』『減った』など感染者数に対して一喜一憂する世の中で、さらには『感染者数』『陽性者数』のどちらの呼び方が正しいんだ?!なんていう議論も起こる始末。いま現時点からこの様を見てて、歪に盛り上がりすぎた感もあります。”正しく恐れる” とは何ぞやと、まあ分からないことずくめ……。
医療機関側のことを語るとすれば、まさしく僕が当事者なわけですけど。抗原定性(いわゆる簡易キット)、抗原定量、PCRの三つの検査法の違いとか、精度感度の違いとか、どのような患者にどういった用途で使っていくのかなど、世間一般とは色合いが違う話になってしまうのですが、”正しく恐れる” ということに関しては世間と同じようにできていたのかいなかったのか……。ちなみに僕は検査側の人間だったので、看護師のように “感染者の鼻をぬぐう行為” をする行為をすることはありませんでしたが、それって当時かなりの恐怖だったとは思うんですよ。いまももちろん鼻に棒を突っ込む行為は続いてますけど、何もかも分からない当時はそういう意味で過酷ですよ。
あと感じたのが、情報の保有によって人の判断が大いに違ってくること。テレビニュースだけの人、ネットニュースも見る人、あるいはいわゆる陰謀論とされる情報を信じる人、でも実は一部陰謀論じゃなかったとか何とか、いまだ色々あるんですよ。僕なんかはCovidワクチンを打てるだけ打った人間で、今に至るまで感染は確認されておりません。でも僕の友人で一切ワクチンを打っていないのに感染していない人がいるし、逆にワクチンを打ったのに感染してしまった人もいるし。もちろん感染防止というよりは “感染したときに症状を和らげる効果” をうたうものですから、概して比べられるものではありません。
とりあえずこの記事では、これまでのコロナの軌跡を簡単ではありますがまとめておきます。
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現在の状況
青森県の感染症発生状況|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government
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新型コロナウイルスの全国の感染状況は、今月10日までの1週間に、1つの医療機関当たりの平均の患者数が6.13人と、8週連続で前の週から増加しました。厚生労働省は「例年夏と冬には感染者が多くなる傾向にあり、感染者の増加が続いている。手洗いやせきエチケット、エアコンを使用していても部屋の換気を行うなど、基本的な感染対策に引き続き取り組んで欲しい」としています。
新型コロナ感染 7週連続で増加、いま流行の変異株「ニンバス」…特徴は「強烈な喉の痛み」【Nスタ解説】
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ということで再び報道されておりますので、皆さんも留意しておきましょう。とはいってもグラフを見る限り年を経るごとに報告数は減っているようで、今回の山はさらに低い……?なんて想像は野暮というもの。
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かつての地域別推移
青森県の感染症発生状況|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government
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かつては週毎に発表されていたデータを逐一追って、上記のようにグラフにまとめておりました。2020年時点だと青森県におけるようっ性者数ってほぼなかったんですね~。そして県全体で広まっているわけではないから、2021年時点では小地域ごとに広がっては落ち着いて、広がっては落ち着いてを繰り返していたわけです。
なのでこの時点の頃までは『都道府県をまたいだ移動は推奨しません』のようなうたい文句は有効だったかと思います。人流を制御することが感染抑止につながるという話ですが、確かに2~3か月同じ地域で感染がおこった後は落ち着いておりました。
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ただまあそれ以上の陽性者になってしまうと、『地域ごとに感染を抑え込む』という行為ができなくなってしまいました。
この段階に至り人流神話が崩壊したと言えます。
インフルや他感染症やら
【2023年5月版】青森県におけるインフル&コロナの状況確認🦠 – アオモリコネクト 上記は2023年時点のデータ
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コロナに対する厳しい感染対策が影響してか、他の感染症への耐性が弱くなったと言われています。それがインフルエンザであったり、マイコプラズマやヘルパンギーナでありました。なんにせよ皆様方には最新で正確な情報を仕入れることをお願いたいです。
過去記事ですが下記もどうぞ✒ 一時代の軌跡をご覧いただけます。