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決勝、雨で26日に順延/春季青森県高校野球 試合開始時間に変更はない。
青森県の高校野球は1926年の八戸中学校の甲子園初出場以来長い歴史を持ち、近年では青森山田高校や八戸学院光星高校(旧光星学院)が県大会を制して全国大会でも活躍、2011年と2012年には光星学院が2年連続で夏の甲子園準優勝を果たすなど、東北地区の強豪県として知られている。
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青森山田の連覇記録
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青森山田高校は青森県高校野球界で圧倒的な強さを誇り、特に県大会での連覇記録が顕著である。2008年には光星学院を4-0で下し、青森大会初の5連覇を達成した歴史的快挙を成し遂げた1。さらに2011年には青森県初の6連覇を達成し、全国選手権青森大会で10回目の優勝を飾った2。県大会での圧倒的な強さは2004年夏の大会でも顕著で、6試合合計60得点を挙げる一方、失点はわずか1点という驚異的な成績を残している3。
近年も強さを維持しており、2024年には夏の甲子園でベスト8進出を果たし4、さらに準決勝まで勝ち進んだものの京都国際に2-3で惜敗し、春夏通じて初の決勝進出はならなかった5。また秋季東北大会では、決勝で聖光学院(福島)に2-3で敗れ連覇を逃したが6、兜森崇朗監督は「見直すところが改めて浮き彫りになった」と述べ、来春のセンバツでの活躍を期待させている。
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光星学院の甲子園準優勝
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光星学院(現八戸学院光星)は2011年と2012年に夏の甲子園で連続して準優勝という快挙を成し遂げました。2011年の第93回大会では、青森県勢として1969年の三沢以来42年ぶりの決勝進出を果たしましたが、決勝では日大三に0-11で敗れました1。翌2012年の第94回大会では、春のセンバツでも準優勝2という実績を持ち、明治神宮大会優勝3の勢いを携えて夏の甲子園に臨みました。決勝では大阪桐蔭と対戦し、史上初めて春夏甲子園の決勝が同一カードとなりましたが、惜しくも敗れて2年連続の準優勝となりました45。
この2012年のチームには、田村龍弘(現千葉ロッテマリーンズ)や北條史也(元阪神タイガース)など、後にプロ野球で活躍する選手を多数擁する「最強世代」と呼ばれる布陣を誇っていました63。光星学院の連続準優勝は、青森県高校野球の歴史に大きな足跡を残し、東北勢初の甲子園優勝という悲願に最も近づいた瞬間でした4。文武両道を掲げる同校は、この活躍によって全国に名を知らしめ、八戸そして東北地方に大きな勇気と感動を与えました27。
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初戦13連敗の暗黒期
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青森県高校野球の歴史には、輝かしい成績だけでなく、苦難の時期も存在しました。特に注目すべきは、県勢が甲子園大会で経験した「初戦13連敗」という暗黒期です。この時期は青森県高校野球が全国レベルでの壁に直面していた象徴的な時代でした。全国高校サッカー選手権大会でも同様の苦戦が見られ、2023年大会では青森山田が高川学園に1-2で敗れて初戦敗退するなど、冬の時代を経験しています1。
県内の高校野球では、極端なスコア差が生まれる「馬鹿試合」も記録されています。特に衝撃的だったのは、東奥義塾が対戦相手から初回に39点、2回に10点、3回に11点と猛攻を仕掛け、最終的に122-0という信じられないスコアで勝利した試合です2。この試合は地元青森でテレビ中継されていましたが、あまりの点差に2回で中継打ち切りとなりました2。この出来事をきっかけに、10点以上の差がついた場合は5回コールドとする規定が設けられるなど、ルール改正にも影響を与えました2。
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そして明日5/25、決勝戦の対決
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第72回春季東北地区高等学校野球青森県大会の決勝戦は2025年5月25日12時30分から長根野球場で行われ、八戸学院光星と青森山田が対戦します1。両校は準決勝を勝ち上がり、この決勝戦の勝者を含む上位3チームが6月10日から山形で開幕する東北地区大会への出場権を獲得します23。
青森県大会は5月9日に46チームによるトーナメント形式で開幕し、準決勝では青森山田が弘前学院聖愛を4-0で下して決勝進出を決めました4。青森山田の投手陣は好調で、準決勝では下山投手が「マダックス」(9イニング100球以内完封)を達成する活躍を見せています2。両校の対戦は青森県高校野球の伝統的な好カードであり、一球速報でリアルタイム配信されるなど注目を集めています56。
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