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東奥人と申します。先回まで解説させてもらった哀調漂う（？）九戸の乱。
そんな九戸政実の戦いに終止符が打たれる前夜、政実自身が戦っていた相手の一人、南部信直は、もう一人の宿敵に積年の恨みをぶつけるべく行動を起こし、一方で梟雄・津軽為信は秘密の作戦を決行していた！
今回は九戸の乱の舞台裏、本伝と離れた津軽史に伝わるワンエピソード、それを軸にしつつ九戸一党の中で乱を生き残ることの出来た者たちについて解説を行っていきたいと思います。
<2024年追記>
この回手を抜いた…という訳ではありませんが九戸政実といういわばスターキャラを、数回に渡りフラット目線に扱い、史実と照らし合わせて解析するというのは結構エネルギーの要る作業でした。
だもんで、この時は結構ボーナスタイムというのか、『史実的正確性』や、そこからの検証という手間からはほんの少し解放された位置で製作が運べてそこは大変気楽でした。
いえ、だからって嘘八百を並べたという訳ではないのですが、同じ九戸の乱の時間で起きた二つの出来事。
『南部信直による津軽為信討伐（？）談判』と、
『津軽為信による賊軍九戸一族子弟の保護』
この二つをリミックスして通しの茶番仕立てにするという、私から見るとお祭りのような一幕が作れたのは、茶番を作る大変さを差し引いても楽しかったです。
津軽為信はある部分フォローのしようなく夢と野望に生きて様々な梟雄のエピソードには枚挙にいとまがありません。
ただ、鬼の目にもナントヤラ、石田三成の次男・三女の保護、そしてこの九戸党の子弟の保護は数少ない善行として（打算もゼロでないにせよ）残っている記録です。
自分の裏切り人生への悔いというのか、後ろめたさもあり、武士の情けとかつての同志だった九戸の子弟をこっそり保護しようとする津軽為信。
その裏切りと父・石川高信の仇とを清算すべく、為信のタマ取ったるぞと。でもちゃんとお許しを得るべく軍監・浅野長政に討伐談判しに行く南部信直。
何度も信直にねじ込まれながらも天下のルールで説得し、精神的疲弊してそうな浅野長政に、一緒に暴れる気満々の蒲生氏郷…
俯瞰すると大河ドラマの『鎌倉殿の十三人』というか、ちょっと三谷幸喜さん的群像舞台劇を見るような（あるいはその三谷さんも好きだった、漫画家みなもと太郎氏の『風雲児たち』的ギャグ）…そんなゾクゾクを作っていた当時は感じてましたが、見られた方はどう思われたでしょうかね。
この時期ってゆっくりムービーメーカー4もベータリリースで出来る機能の制約があって3の旧式の方を引っ張り出してみたり…今ならもっとエフェクトとか遊べるだろうなぁと過去作故に思い返しながら見てみたり。
サムネイルも絵の描ける奥さんに頼んだわけですが、発注コンセプトは『雑な吉本新喜劇風に』と言ったのは今でも覚えています(笑)
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使用させていただいた動画編集ツール（各敬称略）
・ゆっくりムービーメーカー3 https://manjubox.net/ymm3/
使用させていただいたキャラ素材
・動画素材配布所（三毛またのブロマガ） https://ch.nicovideo.jp/mikemata/blom…
使用させていただいたイラスト、写真
・いらすとや https://www.irasutoya.com/
・ダ鳥獣戯画 http://www.chojugiga.com/
使用させていただいた人工音声
・VOICELOID+ 東北ずん子
・VOICELOID+ 東北きりたん
・VOICEROID2 東北イタコ
・VOICEROID2 結月ゆかり
・VOCALOID3 東北ずん子
使用させていただいたBGM・SE
・甘茶の音楽工房 https://amachamusic.chagasi.com/
・効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/
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