物書きナレーターの虹倉きりです。
前回の記事について、数日後かんからさんから「あるところで若干プチバズりしている」と教えてもらいました。記事に反応してくれた皆様、この場をお借りして御礼申し上げます!
反応が大きかったのはFacebookの某コミュニティ(サイトとして加入しています)だったのですが、人によってニュアンスやシチュエーションごとに単語を使いこなしたり「これが抜けてる!」という声もあったりしてとても勉強になりました。
やっぱり感想をもらってから初めて分かることってありますよね。
ちなみに今回のテーマは前回に引き続くっちゃ引き続くのですが、どちらかというと私の学生時代の話になります。
担当教授が変わるゼミ
私の大学では「卒業までその教授のゼミに所属する」という概念がなく、前期後期ごとに所属するゼミが変わります。例外として、1年次と4年次は1年間に渡ってゼミに所属します。
だいたいはイントロダクション的な時間で所属先を決めるのですが、私の場合はその教授に惹かれるものがない限り「なんとなくマシだろう」という理由でゼミを決めていました。
といっても、ほとんどのゼミは教授の人柄とかゼミの内容が面白いと思えたので迷いもなく決めることができましたが、唯一かなり迷ったのが3年次後期のゼミでした。研究内容はさっきの津軽弁とねぶた文化のどちらかだったのですが、当時の私はマスコミ研究をしたかったので全然そそられませんでした。
いろいろ悩んで友達に合わせましたが……あろうことか片方のゼミに人気が集中してしまったらしく、最終的に津軽弁研究をするゼミに所属することが決まりました。
所属先発表の際、私は「マジか……」と落胆しました。
誰もやっていない津軽弁研究をせよ!
当時の教授は学部内の中でも結構な堅物で、授業の配布資料が専門的すぎてちょっと何書いてるか分からなかったりテスト対策しても簡単に合格させてもらえなかったりしました。
幸いにも友達の一人がそのゼミに振り分けられていたのでぼっち化は免れたものの、2コマのゼミをどうするかでいっぱいになりました。
ゼミ一回目。教授は言いました。
「研究テーマは、とりあえず津軽弁をやろうと思います。でもこれ学問では結構人気なんで、どうせやるなら誰もやってないやつにしてくださいね。そうしないと単位あげませんから」