《続報有》11月も記録更新!【2022年12月版】青森市10月宿泊入込者数は過去10年で最多を更新し、6ヶ月連続の快挙を達成(補正値込み)。7ヶ月連続で宿泊者数が2019年を超える。#月例観光統計 #人流 #VRESAS

《22/12/25(日)付続報》

以前の掲載時点では『青森市10月宿泊入込者数は過去10年で最多を更新し、6ヶ月連続の快挙を達成(補正値込み)。7ヶ月連続で宿泊者数が2019年を超える。』とお伝えしていましたが、11月も記録更新するに至りました!正直なところ記録更新はしないと思ってたんですけど、微妙に超してきましたよ……。今年11月の宿泊入込客数が33209人、去年11月が32276人と、その差は+933人。ほんとギリ超しました。

ちなみに青森県・・・11月宿泊入込客数も2019年より+4859人189508人となりました。12月は流石にどちらとも記録更新はしない……?と思いますが、はたして結果はどうなるのでしょうか。

以下、22/12/04(日)時点の記事

アオモリコネクト特派員のかんからです。

もう師走に入りましたね~。何かと物入りなシーズンですが、ここは踏ん張っていきましょうか!今日お伝えするのは毎月記事に書いている宿泊者数の件です。今回も前回に引き続き記録更新とのことで、コロナ禍ではありつつも観光への需要の強さを感じます。それは #リベンジ消費 のおかげだとも聞きますし、また全国旅行支援に代表される様々な政策が功を奏している結果です。

一方でコロナ第8波への警戒を払わなければならず、どの程度重きを置いて考えるかは個人の判断に委ねられている現状です。そして僕は今起きていることを正確にお伝えし、みなさまのお役に立てたらなと思っております。

https://aomori-join.com/2022/11/06/aomori-kakosaita-syukuhakusyasu/

青森市10月宿泊入込者数は過去10年で最多を更新

月例観光統計について|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government

青森市の宿泊入込者数は過去10年間で最多という状態が6か月も続くことになりました。一方で八戸や弘前も増加傾向にはあるものの2019年を上回ることはなく、青森市だけに起こっている特有の現象ともいえるでしょう。こうなった理由として各種の旅行振興策はもちろんのこと、青森市に宿泊拠点を置けば県内各所を周りやすい利便性の良さ、青森市自体の産業が他地域に比べ観光向けに特化している点が挙げられます。だからこそコロナ禍で一番の影響を受けたのは青森市であり、感染拡大のタイミングでの宿泊客数の落ち幅を比較するとお分かりいただけると思います。

2019年と比べた場合、2022年は7ヶ月連続で宿泊者数を上回ったことになります。ただし来年はさらに増加するとは考えにくく、それは青森市自体のパイの大きさ、宿泊施設の限界が今の時点で見えてしまっているからです。

まず単月でいえば宿泊者数46000人が青森市自体のパイの大きさの限界値であると思われること。そして各種の旅行振興策を続けることによって、それがさも当たり前のことのように受け止められるようになり、以前のように効果が発揮しずらくなる可能性があるからです。たとえいくら安くても、いつでも安く泊まれるのであれば今行く必要はありません。それに『OO市に旅行したい!』と思って行動していた方々はすでに旅行をしてしまっているような気がします。

市内にある全宿泊施設の合算ではありません。青森11、弘前17、八戸17、むつ9施設合計。

もしかすると過去20年というレベルかも?

基本補正数式:(2)各年の宿泊入込客数*{(1)2011年から10年分の平均/(3)2011年から10年分の平均}

これまで記事としては『過去10年において~』と書いてきましたが、それは記事で使用しているデータが(1)月例観光統計による調査というもので、2011年より青森県庁で統計が開始されたものだからです。それ以前のデータをお示しするには別データとのすり合わせが必要となり、なので大まかな全体像を把握していても、記事化には至っておりませんでした。

2010年は統計自体が行われず、2009年までは(2)青森県観光レクリエーション客入込数調査実施要領による調査という枠で統計が行われていました。傾向的に後者が高い値を出しやすいので、その点を踏まえ後者の後継である(3)観光入込客統計に関する共通基準による調査と月例観光統計との比率により補正いたしました。(それを行ったとしても傾向の違いは若干残ったままですが)

ここまでの難しい話はさておき……

今年の現時点での各月平均が32,525名(小数点切り捨て)。そこに12月分を掛けると390,294人となります。この値を今年の総宿泊入込客数だとして青いラインを引くと、およそ2006年辺りから橙の棒と近くなって、2004年にはほぼピッタリくっついているような気がしませんか?

と考えると今起きている宿泊客がたくさん来ている現象は、20年ものレベルでの大きさということが分かります。

今起きていることが凄いことなんだということを、本当は痛感すべきなんです!

県内観光施設は、やっとで2019年越え

 

“やっとで” という表現になってしまいましたけど、これまで観光施設への入込客数は思ったほど増えていないというのが実感としてあったんです。つまりこれは泊まりに来た人自体は増えはしましたが、例えば目的としていた観光対象を達成はするものの、他の余計なものは見て回らずホテルに直帰するという状況を反映していた。つまりどこかに残るコロナへの嫌悪感により、『せっかく来たから、ついでにあそこにも行こう♪』というような行動が少なくなったのではないかと考えていました。

ですが10月になってやっとで!微差ながら2019年の840,091人(35施設)を2,786人上回り、842,877(34施設)となりました。

ならこの調子で経済を回していこう~!と思うのもつかの間、今度は新型コロナ第8波の到来です。

人流は再び低下傾向に入る

青森県 | V-RESAS

コロナ第8波による感染再拡大により、世間では再び不要不急の行動や密な環境を避けることが意識され始めました。青森県でも入る人流・出ていく人流ともに低落傾向です。結果としてコロナ感染者数の増加も鈍くなっていると聞きますし、改めて生活の場における一人一人の行動が影響しているのだなと感じています……。

青森県の新型コロナデータ

Author: かんから
本業は病院勤務の #臨床検査技師 。大学時代の研究室は #公衆衛生学 所属。傍らでサイトを趣味で運営、 #アオモリコネクト 。

コメントを残す