【2022年10月版】青森市8月宿泊入込者数は過去10年で最多を更新し、4ヶ月連続の快挙を達成(補正値込み)。5ヶ月連続で宿泊者数が2019年を超える。#月例観光統計 #人流 #VRESAS

A-join特派員のかんからです。

今年は3年ぶりに青森ねぶた祭が開催され、多くの方々が楽しまれたかと思います。その後は様々な事態を経て、また穏やかな世相へと戻りつつありますが……そういった現状を記事にしっかりと書いておきたいと思います。

青森市8月宿泊入込者数は過去10年で最多を更新

月例観光統計について|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government

結果として宿泊者数は22年5月からの4ヶ月間、過去10年を上回る快挙を達成するに至った。

こうなったのは #青森県おでかけキャンペーン などの経済政策はもちろん、コロナ第7波の拡大期にも関わらず外出を以前より恐れなくなったということが言えるでしょう。#自粛 というワードはもはや過去の遺物となりつつあります。

今後国主導で新たなキャンペーンが開始されることになります。これまでコロナ禍によって長期間行動が制限されてきましたから、我慢してきた反動で購買意識が爆発的に高まることは確かでしょう。いわゆる #リベンジ消費 ということで、旅行などの娯楽にお金を費やす方々は多いに違いありません。

「全国旅行支援」とは、政府が実施する全国を対象とした観光需要喚起策です。
旅行代金の40%相当が割引されます。(1人1泊あたり、割引上限額については、交通付旅行商品は8,000円、その他は5,000円)
また、現地で使えるクーポン券(平日は3,000円分、休日1,000円分)が付与される予定です。

【最新情報】全国旅行支援とは?│10月11日開始!県民割やGoToトラベルとの違いも解説【楽天トラベル】 (rakuten.co.jp)

5ヶ月連続で青森市宿泊入込客数が2019年超え

これまでの経済政策や#リベンジ消費の恩恵を一番受けているのは青森市です。特に金曜土曜は1カ月以上先まで予約が埋まっております。ただしこれ以上の客足を同地域が望めるかというと、宿泊施設が不足しているため難しいでしょう。その点でいえば八戸と弘前はまだまだ宿泊客を受け入れることのできる余地が残っており、新たなキャンペーンによって青森と同様に2019年の宿泊客数を超えてくる可能性があります。

ご覧になって分かる通り、10/28㈮における青森の予約状況は八戸弘前よりもかなり埋まっています。青森が6施設ぐらいしか販売していない時に八戸弘前では30施設も普通に販売されています。

結果として青森市では残りの部屋数が少ないので需要が極端に高まり、価格帯が上昇する傾向も見受けられます。もちろんキャンペーン販売分は格安なのは確かですが、それらは販売された最初のうちに完売してしまう傾向があります。こうなると本当に泊まる必要のある人……ビジネスで青森に来る人が結果として部屋が取れない、または高い値段を支払わざるを得なくなり、損な立場に陥るといった事態も発生しうるでしょうね……。

一方で平日は各都市ともそこまでの差はありません。

青森市では4月次よりも9月次の宿泊需要が格段に高まっており、以前なら1ヶ月先なら普通に予約できたのに、現在ではもっと早く予約を取ってしまわないと安心できません。そうでなければ平時よりも若干高い値段の部屋を取らざるを得ません。

もしくは月初め新たに部屋を売り出し始めるホテルもあるので、最後の狙い目として覚えておいてください。

月初めだと、若干部屋が増えて安くなっているような気がしませんか……?

平日の料金はこんな感じ。アートホテルは高級で立派なホテルなので、普段からこの値段を張れる “格” があります。

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【公式】アートホテル青森 – 青森の中心にある眺めの良いシティホテル (art-aomori.com)

客室減&価格上昇による弊害とは。問われる倫理観

https://aomori-join.com/2022/08/08/nebuta-hoteru-nedan/

https://aomori-join.com/2022/03/18/nebuta-hoteru-geraku/

イベントに伴う価格変動は仕方ないとしても、全国津々浦々の方々がビックリしてしまうような値段設定の仕方は、やっぱりご当地の評判を下げることに繋がります。なので需要と供給を見極めつつ、提供するサービスや客室に対してどういった価格帯が適切なのか考えて行く必要があるでしょう。

例年 #ねぶた期間 に青森に泊まらず八戸で眠りに行くお客様もいますが、今回は逆に八戸を避けて盛岡や青森を目指すかもしれませんね。そして2021年の値段設定のようにならぬよう、業界内で適切なレートを話し合う場というのもあっていいかもしれません。。。

PROLOGUE | プロローグ オフィシャルサイト | Yuzuru HANYU | 開催概要日程・チケット情報 (prologue-official.jp)

 相当の競争が予想されるのはもちろんだが、遠征を予定するファンは八戸公演のチケット確保より先に宿泊先の確保に動いているようだ。旅行関連のサイトで確認すると、会場近くのビジネスホテルのほとんどはすでに12月2~4日の予約を閉め切っている。会場からやや離れたビジネスホテルは予約可能なのだが宿泊費は1室(1人)が約9~11万円! 羽生公演期間以外は素泊まり・朝食付きで5000~6000円で設定していることから〝羽生需要〟を見越した強気の価格設定にしているようだ。

羽生結弦効果で八戸のホテル1泊10万円に爆騰 ファンは公演チケットより宿泊先の確保優先(東スポWeb) – Yahoo!ニュース

平時に戻りつつある #人流

青森県 | V-RESAS

イベントや行事での突発的な人流変動を除けば、段階を踏みながらではありますが以前の状況に戻りつつあります。今年の初めはおよそ19年比で0.60倍だったものが、桜の時期を過ぎると0.80倍、祭りお盆以降は0.90倍と平時とほぼ変わりない状況となっています。これは移動の自粛を求められることがなくなったからであるし、コロナ慣れとも言えるし、人々の意識の変容がそうさせているのでしょうね。

#ヒートマップで可視化

津軽地域……弘前市,黒石市,平川市,西目屋村,藤崎町,大鰐町,田舎館村,板柳町
八戸地域……八戸市,おいらせ町,三戸町,五戸町,田子町,南部町,階上町,新郷村
青森地域……青森市,平内町,今別町,蓬田村,外ヶ浜町
西北五地域……五所川原市,つがる市,鰺ヶ沢町,深浦町,鶴田町,中泊町
上十三地域……十和田市,三沢市,野辺地町,七戸町,六戸町,横浜町,東北町,六ヶ所村
下北地域……むつ市,大間町,東通村,風間浦村,佐井村
次にコロナ第8波が来るとき……それは変異株による感染力の増加というよりは、人々の行動の変容も原因だという事を留意しておく必要もあるでしょう。人との接触機会もコロナ禍以前に戻りつつある現在、おそらくはすでに戻ってしまった行動をいまさら引き締め直すのを嫌う人はたくさんいるはずです。ただし最低限、感染対策の再チェックは必要でしょう。

ただここで僕が思うのは、例えばお盆正月に帰省するのは自由ではあるものの、感染リスクの高まる人ごみを避けるため帰省時期を前倒しにするような工夫が必要なのではないかと思います。あなたの会社が許すなら12月の前半に休みをずらすとか、お子さんがいるなら土日の部活を休ませて帰省するとか、そういう風に世間の人流自体を操作する考え方も必要なのではないかと思います。

シェアして拡散して頂けたら、もっと青森が盛り上がります。

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