青森市桂木2丁目にある老舗銭湯「桂木温泉」が、原油価格の高騰による重油燃料費の急増で経営維持が困難となり、2026年5月31日(日)をもって閉湯することが明らかになりました。創業1968年、58年にわたる歴史に幕を下ろすことになります。
施設の入口や券売機付近には、3月17日頃から閉湯のお知らせが貼り出され、地元住民やサウナファンの間で衝撃が広がっています。お知らせには「原油価格高騰に伴う燃料費の著しい上昇により、誠に残念ながら閉湯いたします」と記載されています。
店主の山口昌良さん(57)は、燃料の重油価格がこの1年で大きく上昇し、赤字が続いていたため閉湯を決断したと話しています。特に中東情勢の影響で値上がりが加速したことが大きいとのことです。
桂木温泉は、銭湯全盛期に開業した地域の生活インフラ。セルフロウリュのロッキーサウナ(85℃前後+オートロウリュ)、超冷水風呂、電気風呂、ジェットバスなど充実した設備で長年親しまれてきました。営業時間は平日12時~22時、日祝10時~22時、入浴料は大人480円程度と手頃。サウナ好きの間では「青森サウナ旅の外せないスポット」として人気を集めていました。
最近では、同じ青森市内の「あおもり健康ランド」(3月1日閉店)も燃料高騰や老朽化で閉館しており、地域の入浴施設が次々と姿を消す事態となっています。常連客からは「これから行くところがない」「寂しい」「閉湯前にまた行きたい」と惜しむ声が相次いでいます。X(旧Twitter)でも「健康ランドに続き桂木温泉までも…」「ロッキーサウナがなくなるなんて」と悲しみの投稿が広がっています。
中東情勢の影響で原油が1バレル100ドル超えとなり、重油価格が急騰した“令和の石油ショック”。銭湯業界では全国的に同様の苦境が予想され、零細業者の救済策が求められています。
現在も通常営業中です。残り約2カ月、桂木温泉の温かいお湯と懐かしい雰囲気を味わえる最後の機会。地元青森の文化・生活を支えてくれた老舗に、感謝を込めて足を運んでみてはいかがでしょうか。
(情報元:施設貼り紙、X投稿、関連報道など。最新情報は施設へ直接確認を)
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