青森県立高校入試2026、全日制の平均倍率は0.92倍
青森県教育委員会が、令和8年度(2026年度)県立高校入試の出願状況(全日制)を公表した。入学者選抜募集人員6,980人に対し、出願者は6,436人で、平均倍率は0.92倍だった。
参考:令和8年度青森県立高等学校入学者選抜出願状況等(全日制の課程)
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倍率上位10(学科別)
「市部の普通科」+「職業直結型(建築・機械・情報)」が上位を占めた。
| 順位 | 地区 | 学校 | 学科 | 出願/募集 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 中弘南黒 | 弘前中央 | 普通 | 261/200 | 1.31 |
| 2 | 中弘南黒 | 弘前工業 | 建築 | 45/35 | 1.29 |
| 3 | 中弘南黒 | 弘前実業 | 家庭科学 | 51/40 | 1.28 |
| 4 | 三八 | 八戸東 | 普通 | 201/160 | 1.26 |
| 5 | 東青 | 青森東 | 普通 | 297/240 | 1.24 |
| 6 | 三八 | 八戸 | 普通 | 293/240 | 1.22 |
| 7 | 中弘南黒 | 弘前実業 | 情報処理 | 48/40 | 1.20 |
| 8 | 中弘南黒 | 弘前実業 | 服飾デザイン | 48/40 | 1.20 |
| 9 | 三八 | 八戸工業 | 機械 | 42/35 | 1.20 |
| 10 | 中弘南黒 | 弘前 | 普通 | 280/240 | 1.17 |
(出典:県教委資料)
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定員割れワースト10(学科別)
ワーストは浪岡(普通)0.27倍。農林・水産・地域普通科などで低倍率が目立つ。
| 順位 | 地区 | 学校 | 学科 | 出願/募集 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東青 | 浪岡 | 普通 | 19/70 | 0.27 |
| 2 | 三八 | 八戸水産 | 水産工学 | 11/35 | 0.31 |
| 3 | 西北五 | 五所川原農林 | 生物生産 | 12/35 | 0.34 |
| 4 | 上十三 | 野辺地 | 普通 | 29/80 | 0.36 |
| 5 | 三八 | 八戸水産 | 水産食品 | 13/35 | 0.37 |
| 6 | 上十三 | 三本木農業恵拓 | 動物科学 | 15/35 | 0.43 |
| 7 | 上十三 | 七戸 | 総合 | 53/120 | 0.44 |
| 8 | 三八 | 名久井農業 | 環境システム | 16/35 | 0.46 |
| 9 | 東青 | 青森北 | スポーツ科学 | 19/40 | 0.48 |
| 10 | 西北五 | 鰺ヶ沢 | 普通 | 19/40 | 0.48 |
(出典:県教委資料)
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「0.5倍未満」は13学科
ここからはデータ(倍率)→背景(通学圏・再編/魅力化・進路動向)の順で、短く整理する。
浪岡(普通 0.27):青森市内の学校選択が成立しやすい上、青森西+浪岡の統合校準備が進んでおり、受験行動が揺れやすい局面。
八戸水産(水産工学 0.31):専門志向が強く母集団が小さい。工学系でも水産分野は志望が限られやすい。
五所川原農林(生物生産 0.34):農業系は「適性・志望動機」が前提になりやすく、普通科より志望者が絞られる。
野辺地(普通 0.36):通学圏・人口規模の影響を受けやすい。県の改革議論では「地域共育校」想定にも挙がり、今後は地域連携での魅力化が鍵。
八戸水産(水産食品 0.37):食品系でも水産特化は志望が分散しやすい(普通科・商業・工業との比較で割れやすい)。
三本木農業恵拓(動物科学 0.43):動物系は志望が明確な層に限定されやすい(進学/就職ルートはあるが入口が狭い)。
七戸(総合 0.44):総合学科は選択肢が多い反面、「何をしたいか」が固まらないと普通科に流れやすい。
名久井農業(環境システム 0.46):環境系は魅力が伝わるほど強いが、学科理解が浅いと他学科へ流れやすい。
青森北(スポーツ科学 0.48):競技志向・適性が前提。部活動継続が前提の層に志望が限定される。
鰺ヶ沢(普通 0.48):地域の人口規模・通学事情の影響を受けやすい。改革議論では地域共育校の想定にも挙がる。
黒石(普通 0.48):弘前圏への通学選択が成立すると、地域普通科は倍率が伸びにくい構造になりやすい。
青森工業(電子 0.49):工業系でも「電子」は分野イメージの差で志望が割れやすい(機械・電気・建築へ流れるケース)。
柏木農業(環境工学 0.49):農業×工学の複合領域で、学科内容の理解が進むほど強いが、初見だと志望が集まりにくい。
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人気が集中した学科(職業直結型/資格・進路の分かりやすさ)
データ(倍率が高い専門学科)
弘前工業・建築 1.29倍(45/35)
弘前実業・家庭科学 1.28倍(51/40)
弘前実業・情報処理 1.20倍(48/40)
八戸工業・機械 1.20倍(42/35)
解釈①:職業直結型(仕事の像が具体)
建築・機械などは、就職先・職種(施工管理、設計補助、製造、設備系など)が想像しやすい。高校段階で「手に職」イメージが作りやすく、志望理由として固まりやすい。
解釈②:資格/進路の分かりやすさ(進学・就職のルートが読める)
情報処理・家庭科学は、学ぶ内容がそのまま進路(IT/食・生活関連)に直結し、「取りたい資格」「行きたい分野」が言語化しやすい。結果として志望が集まりやすい。
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6) 地区別まとめ(6地区)
中弘南黒だけが1倍超(1.03倍)。上十三・下北むつ・西北五は0.80〜0.81倍で低め。
| 地区 | 出願/募集(入学者選抜) | 倍率 |
|---|---|---|
| 三八 | 1382/1415 | 0.98 |
| 上十三 | 1004/1235 | 0.81 |
| 下北むつ | 429/535 | 0.80 |
| 中弘南黒 | 1432/1395 | 1.03 |
| 東青 | 1644/1720 | 0.96 |
| 西北五 | 545/680 | 0.80 |
(出典:県教委資料)
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これからの日程
学力検査は3月5日、合格発表は3月13日9時。定員に満たない学科は再募集があり、再募集人数は3月13日14:30以降に県教委HPにも掲載される。







