第51回衆議院議員総選挙(2026年2月8日投開票)で、青森県の小選挙区3議席はすべて自民党が獲得した。1区の津島淳氏(59)、2区の神田潤一氏(55)、3区の木村次郎氏(58)がそれぞれ当選を果たし、自民党は県内全議席を独占する完勝となった。
この圧勝の最大の要因は、高市早苗首相(自民党総裁)の高い人気だ。全国的な「高市旋風」と呼ばれる支持率の高さが青森県でも顕著に表れ、出口調査では高市内閣を支持する層のほとんどが自民党に投票。無党派層からも自民が21%超の支持を集めるなど、保守層の固め打ちに加え、中間層の取り込みに成功した。県内自民陣営関係者も「高市首相の人気を候補者の支持にしっかり結びつけた」と胸を張る。
一方、立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」は大苦戦。各区で自民候補と激しく競ったものの、すべて落選し、県内小選挙区の議席をゼロに逆戻りさせた。公示前に持っていた議席を失う形となり、全国的にも議席を7割近く減らす惨敗。野党票の分散や連合戦略の不発が敗因と指摘されており、党内で「甘さが出た」「完敗」との声が相次いでいる。
青森県の有権者は、高市首相の強固なリーダーシップと政権運営を評価した形だ。自民党の歴史的大勝で、高市政権の基盤はさらに盤石となった。
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青森1区の結果(確定)
津島 淳(自民・前):72,060票(当選)
升田 世喜男(中・前):46,218票
加藤 勉(参・新):14,181票
斎藤 美緒(共・新):9,139票
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青森2区の結果(確定)
神田 潤一(自民・前):104,608票(当選)
松尾 和彦(中・新):51,027票
金濱 亨(国・新):30,016票
久保 将(共・新):5,909票
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松尾和彦氏と三戸町での得票動向
松尾和彦氏は、元・三戸町長であり、町政を担った経歴を持つ人物だ。
今回の衆院選では青森2区から立候補し敗れたものの、地盤である三戸町において、自民・神田氏を約1,000票上回る得票(町内トップ)を獲得しました。
松尾 和彦:約2,576票(1位)
神田 潤一:約1,722票(2位)
しかし、選挙区全体(八戸市など)では神田氏の厚い組織票に阻まれ、約3万票の大差をつけられました。この「票差」が響き、惜敗率が伸び悩み、比例復活の道も閉ざされる結果となりました。
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青森3区の結果(確定)
木村 次郎(自民・元):83,547票(当選)
岡田 華子(中・前):67,604票
佐原 若子(れいわ・前):8,570票
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比例代表(東北ブロック)の結果と青森関係者
比例代表(東北ブロック)では、自民党が議席を伸ばし、
江渡聡徳氏(青森県関係者)が当選した一方、青森ゆかりの候補で当選に届かなかった例もあった。
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比例で当選に届かなかった青森関係者
高橋 千鶴子 氏(日本共産党)
元・青森県議会議員
衆院比例東北ブロックで立候補
今回は議席獲得に至らず
高橋氏は長年、県政・国政の双方で活動してきた人物で、
青森県内でも一定の知名度を持つ。
ただし比例代表では、
政党の総得票
東北ブロック内での議席配分
といった要素が強く影響するため、個人の地盤だけで当落が決まらない制度であることも改めて浮き彫りとなった。
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比例代表で「落選」が生まれる仕組み
比例代表では、各政党が獲得した得票数に応じて議席数が配分される。
そのため、名簿に名前があっても、党として議席を獲得できなければ当選には至らない。
また、小選挙区との重複立候補者についても、
惜敗率
名簿順位
などの条件次第で、復活当選とならないケースがある。
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まとめ
青森県内3選挙区は自民党が全勝
青森2区では元三戸町長・松尾和彦氏が一定の地元票を獲得
比例代表では高橋千鶴子氏など、青森関係者が議席に届かず
比例は政党全体の得票が大きく左右する制度であることが改めて示された







