千秋楽を迎えた令和8年初場所。今場所を語るうえで欠かせないのが、青森県出身の元関脇・安美錦(現・安治川親方)が師匠を務める安治川部屋の躍進だ。部屋の看板力士・安青錦が優勝し、場所の主役の一人となった。
一方で、角界ではいま、青森県出身の現役力士は幕内から序ノ口まで計16人。幕内・十両といった“関取”の舞台だけでなく、幕下以下でも若手が着実に白星を重ね、勝ち越しを決めた力士も複数いた。
・
関取(幕内・十両)の結果
幕内では錦富士が途中休場を含む成績となり、悔しさの残る締めくくり。十両の尊富士は勝ち越しで場所を終え、次の番付に向けて足場を固めた。
・
幕下以下は「勝ち越し7人」 若手の伸びが目立つ
幕下以下(幕下〜序ノ口)では、青森県出身14人のうち勝ち越しは7人。なかでも幕下上位の大花竜(十和田市)が6勝1敗で存在感を示し、三段目の海真(大間町)や幕下の時天嵐(鰺ヶ沢町)も5勝2敗と好成績を残した。
また、序二段・序ノ口でも勝ち越しが複数。多くの力士が白星を重ねている点も、青森勢の“層の厚さ”を感じさせる材料だ。
次の場所は、勝ち越し組が番付をどこまで伸ばすか、そして悔しい負け越し組が立て直せるかが注目になる。
※番付・年齢・出身地・成績は令和8年1月場所の「千秋楽時点」。年齢は協会公式プロフィール表記に基づきます。
・
幕内・十両(関取)
| 階級 | しこ名 | 番付 | 所属部屋 | 出身地(市町村) | 年齢 | 最終成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 幕内 | 錦富士 | 西前頭十一枚目 | 伊勢ヶ濱部屋 | 十和田市 | 29 | 6勝6敗3休(途中休場) |
| 十両 | 尊富士 | 西十両五枚目 | 伊勢ヶ濱部屋 | 五所川原市 | 26 | 8勝7敗(勝ち越し) |
・
幕下以下(幕下・三段目・序二段・序ノ口)
幕下以下は7番勝負が基本。勝ち越しは番付上昇、負け越しは番付後退に直結しやすく、次の場所へ向けた“伸び”が見えやすいゾーンです。
| 階級 | しこ名 | 番付 | 所属部屋 | 出身地(市町村) | 年齢 | 最終成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 幕下 | 大花竜 | 西幕下七枚目 | 伊勢ヶ濱部屋 | 十和田市 | 31 | 6勝1敗 |
| 幕下 | 長内 | 西幕下二十一枚目 | 高砂部屋 | 鶴田町 | 30 | 3勝4敗 |
| 幕下 | 安響 | 西幕下三十九枚目 | 安治川部屋 | つがる市 | 20 | 3勝4敗 |
| 幕下 | 時天嵐 | 西幕下五十八枚目 | 時津風部屋 | 鰺ヶ沢町 | 23 | 5勝2敗 |
| 三段目 | 海真 | 西三段目三十三枚目 | 田子ノ浦部屋 | 大間町 | 24 | 5勝2敗 |
| 三段目 | 克乃富士 | 西三段目四十一枚目 | 境川部屋 | つがる市 | 41 | 3勝4敗 |
| 三段目 | 豪ノ勝 | 東三段目六十一枚目 | 武隈部屋 | つがる市 | 19 | 4勝3敗 |
| 序二段 | 若神 | 東序二段四枚目 | 西岩部屋 | 鶴田町 | 19 | 4勝3敗 |
| 序二段 | 豪正龍 | 西序二段九枚目 | 武隈部屋 | つがる市 | 23 | 2勝5敗 |
| 序二段 | 安寿真 | 東序二段五十枚目 | 安治川部屋 | 田子町 | 19 | 3勝4敗 |
| 序二段 | 安櫻 | 東序二段五十三枚目 | 安治川部屋 | 深浦町 | 20 | 2勝5敗 |
| 序二段 | 若長谷川 | 東序二段九十八枚目 | 西岩部屋 | つがる市 | 21 | 4勝3敗 |
| 序ノ口 | 山田 | 東序ノ口十枚目 | 二所ノ関部屋 | 青森市 | 21 | 4勝3敗 |
| 序ノ口 | 若佐々木 | 東序ノ口十六枚目 | 二所ノ関部屋 | むつ市 | 17 | 1勝6敗 |
・
ひとこと(次の場所の見どころ)
- 関取では尊富士が勝ち越し。次の番付での上昇が期待されます。
- 幕下上位の大花竜は6勝1敗と好成績。来場所の番付推移に注目です。
- 序二段・序ノ口にも青森の若手が複数在籍。市町村別に見ると、つがる市(安響・克乃富士・豪正龍・豪ノ勝・若長谷川)や鶴田町(長内・若神)、十和田市(錦富士・大花竜)など、同じ市町村出身の現役力士が複数いるのが特徴だ。
※本記事は公開情報(日本相撲協会公式サイト)を基に作成しています。
・







