一年で最も昼が短い「冬至」。青森の冬は雪や冷え込みが厳しい一方、温泉や“あたたかい食”が最も映える季節でもあります。冬至を「ただ寒い日」で終わらせず、年末のリセット日として上手に使うと、翌日からの体調も気分も整いやすくなります。
記事内にはお昼からのおすすめスケジュールを書いてありますが、すでに今日は夜7時!来年の参考にもしてみてください。でも僕は覚えている自信がない(笑)
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冬至の青森は「温める・補う・休める」が基本
青森で冬至を気持ちよく過ごすなら、ポイントは次の3つです。
温める:ゆず湯、温泉、足湯、湯たんぽで深部体温を上げる
補う:かぼちゃ+小豆(いとこ煮)など、滋養のある食で整える
休める:日照が短いぶん、早めの照明と早寝で“夜の時間”を味方にする
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冬至の日のおすすめスケジュール(青森県向け)
1)昼:買い出しは「冬至セット」を意識
スーパーや直売所で、まず揃えたいのはこの3点です。お昼出なくても仕事帰りに買ってみるのもいいでしょう。
ゆず(香りで気分が上がる/入浴用にも)
かぼちゃ(定番の冬至食)
小豆(いとこ煮・小豆粥に)
「今日は冬至だから」と、材料を揃えるだけでも季節行事の満足度が上がります。
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2)夕方:日没前に“短い昼”を味わう
冬至の主役は「昼が短い」こと。晴れ間があるなら、日没前の30分だけでも外に出てみるのがおすすめです。
海沿い(陸奥湾・八戸方面など):風が強い日ほど景色が締まる
内陸(弘前・黒石・十和田など):雪があると音が消えて静けさが際立つ
無理に遠出せず、「自宅近くで冬の光を見届ける」くらいが安全で満足度も高いです。
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3)夜:ゆず湯で“冬のスイッチ”を入れる(自宅でもOK)
冬至の定番「ゆず湯」ですが、青森県は全国屈指の温泉地数(人口比)を誇ります。銭湯文化が生活に密着している青森だからこそ、家の内風呂ではなく、近くの温泉や銭湯で温まるのがおすすめです。
ゆず湯の効果: 血行促進、冷え性緩和、風邪予防。強い香りが邪気を払うとも言われます。
青森ならではの「りんご湯」: この時期、ゆず湯だけでなく、生産量日本一を誇る「りんご」を浮かべたお風呂を実施する温泉施設も県内に多数あります。甘酸っぱい香りに包まれるバスタイムは、青森県民の特権です。
自宅でやる場合のコツ
ゆずは丸ごとでもOK(香り重視なら半分に切る/輪切りが◎)
浴槽が小さい場合は、洗面器にお湯+ゆずで「手湯・足湯」でも十分
※ゆずの皮が肌に合わない場合は、量を減らす/短時間にするなど調整してください。
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4)食卓:かぼちゃ+小豆(いとこ煮)で“整う冬至”
冬至の定番はかぼちゃ。ここに小豆を合わせた「いとこ煮」にすると、甘すぎない“冬の滋養”として食卓がまとまります。鍋や汁物と組み合わせると、体もよく温まります。全国的には「冬至=かぼちゃ」ですが、青森県(特に津軽地方など)では「いとこ煮」を食べる風習が根付いています。
どんな料理? かぼちゃと小豆(あずき)を一緒に煮た料理です。「硬いものから順に(姪→甥→いとこ)煮ていく」という語呂合わせや、別々に煮てから合わせる調理法からその名がついたと言われています。
なぜ食べるの? かぼちゃのビタミンと、小豆の栄養価(邪気を払う赤色)を摂取し、風邪をひかずに冬を越せるようにという願いが込められています。
ポイント: 青森のいとこ煮は、家庭によっては白玉団子を入れたり、少し甘めに味付けたりするのが特徴です。今夜の夕食に一品加えてみてはいかがでしょうか。
簡単:いとこ煮(2〜3人分)
かぼちゃを一口大に切る
小豆(ゆで小豆でも可)と一緒に、だし+少量の砂糖+塩で煮る
かぼちゃが崩れすぎないところで火を止める
甘さ控えめの“おかず寄り”にすると、夕食に合わせやすいです。
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冬至を「年末のリセット日」にする小さな習慣
冬至は、ここから少しずつ日が長くなっていく節目でもあります。青森の冬は長いからこそ、冬至に“気持ちの基準点”を作ると年末年始がぶれにくくなります。
今年「やれたこと」を3つ書く
来年「やめること」を1つ決める
スマホの写真フォルダを10分だけ整理する(視界が軽くなる)
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まとめ:青森の冬至は、外より「内」を充実させる日
雪国の冬至は、派手なイベントよりも「湯・食・休」で勝ちに行くのが合理的です。
ゆず湯で温める
かぼちゃと小豆で補う
早めに休んで整える
たったこれだけで、冬の体調管理が一段ラクになります。冬至を“冬のスタートライン”として、気持ちよく年末を迎えてみてください。







