アオモリコネクト特派員のかんからです。
なんでも自宅近くのお店が年内で営業最後という風の噂を聞きつけ、お店へ入ろうと挑戦したのが先週の日曜日。でも残念ながら夜はやってなくて、仕方なく引き上げ、そして本日再挑戦!
……だけど本当にやっているの?と思いながら車を出て、同じタイミングでお店へ入ろうとしていたおば様と目が合ったので『今日はやっていますか?』と思わず質問し、『やってますよ。分かりずらいでしょ😅』と返されたところからこの記事は始まります。
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開店から58年の歴史

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基本的に外側に該当はなく、のぼりが立っているだけ。こういう感じなので本当に営業しているか分かりずらいのは確か。でもやってますよ! 営業58年の中で様々なことがあったでしょう。それらのことをすべて、このお店にしみついているわけです。
おば様に言わせてみれば、『十勝沖地震の頃にお店を始めて、気づいたらこの間の八戸地震で終わりを迎えることになったの。最後の年に起きるのも奇遇ね』ということで、たいへん感慨深く感じておいででした。
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現在はお昼11時ぐらいに営業が始まり、午後6時前にはお店を閉めるのだそう。昔こそ朝早くから夜遅くまでお店を開いていたそうですが、今はとてもとても……体力は持たないでしょう。そして今年の大みそか、12月31日で本当の最期を迎えます。
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貴重な写真も見せてくださいました。

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左から3番目、帽子をかぶった上品そうに見える女性。なんと黒柳徹子さんのお母様の黒柳 朝さんだといいます。同店に参られた際に撮影されたものなのだそうで、このお店に縁を感じたこともあり、ご自身の新本が出るたびに送ってくださっていたのだそうです。言われてみれば、黒柳徹子さんと雰囲気が似ていると思いませんか?
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ふと思えば今年の24時間テレビでも放送されていた通り、黒柳徹子さんとそのご家族が青森県三戸郡の諏訪ノ平へ疎開されておりました。黒柳家にとって思い出深き土地であることは確かなようです。なお2027年、町役場南部支所に出来るという黒柳徹子さん記念ルームへも同店は協力したそうで、同店で保有していた思い出の品が寄贈されています。
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気になるメニューは

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こちら、なんと30年前から変わっていないというメニューでございます。もちろんご賞味できるのは年内までですので、今のうちにありつきたい方はぜひご来店ください。かっけやひっつみといったご当地のモノも押さえつつ、定番のモノから疲れた体には嬉しいお茶漬けまで。やっぱりほら、幹線沿いの立地である同店であり、長距離トラックの運ちゃんとか停めることのできる駐車場もあることなので、どうしても体調がすぐれない人もいると思うんですよ。
わざとお茶漬けを食べに行こうかな?だって僕も疲れてるし??とか言ってみる(笑)
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ちなみに僕が頼んだのは、肉なべ定食。なんかね~温まりたかったというのは一つと、あと今更思ったのが南部町って #なべまる というキャラクターがいるんですよ。結果的に因んでてよかったです(笑)
味は、深い味よ?古い味といえば古いけど、その古きにこそありがたみを感じます。味噌風味の、それこそ田舎に帰ったような。いや現地がまさしく田舎なので、当地に遊びに来た人にとっては『これが南部の風味か』と感じれる味わいなのではないでしょうか。
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過去にはロケハンも食べに来た

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映画の名前は『傷だらけの天使』
豊川悦司さんだけでなく、みちのくプロレスの方々もいたそうです!在りし日の思い出に華を咲かせ、歴史が一つ終わりを迎えます。
お近くの人はぜひ閉店前に、立ち寄ってみてくださいね。
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