A-connect特派員のかんからです。
本日は、先週取材させていただきました新しい形の催しをご紹介したいと思います⚾
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青森県青森市で、野球のトレーニングを科学的に革新するイベント未来型野球教室『Catch On Everywhere』が2025年11月29日(土)と30日(日)に開催されました。両日併せ総勢100名、保護者などを含めれば150名ほどの参加となりました。
イベントではVR(仮想現実、V-BALLER:AbZe
具体的に野球を例にとると、例えば球児たちは『いかにして投手が投げてくるボールをあてにいくか。あてにいくためにバットをふるう練習をしなければならない』と考えることが多いように見受けられます。それに対しこのイベントでは、『球速を正確に把握する感覚を身につけることにより、バットをふるう具合を調整することが大事』と説明しました。その話を理解するために、3Dカメラを用いて、投手が投げてくるボールの速さを当てる練習をしていました。私自身も3Dカメラを付けてみたのですが、ボールが間近に投げられる様を見て、ここまで実用的なレベルにまで上がっていることに驚かされた次第です。
またやり投げの映像も3Dカメラを通して拝見させていただいたのですが、本来ならばやり投げ選手の近くにいては競技の妨げになるところ、バーチャルに置き換えることにより安全にかつ間近で投手の姿勢や投げ方、槍の進む様子まで写っておりました。テレビで見るような映像よりもはるかに至近距離で見ることが出来るので、自分の姿を撮ることが出来れば反復練習に使うことも可能でしょう。
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現場ではカメラを8台置くことにより、人間のリアルな動きをとらえることが可能です。もちろん設営には費用は掛かりますが、これはスポーツだけの利用に留まらず、南部神楽や獅子踊りのアーカイブ作成など伝統芸能の分野にまで使うことができます。つまり教師用として教師自身が見本を撮ることはもちろんのこと、未来に技術や文化を残すためにデータを残しておくという使い方もできるわけです。
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(参考)やり投げの相原大聖選手。以下のようにデータを確認することが出来る。


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また、現場で3Dカメラを担当していたニコン社の中川さんは、『可搬型
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データという客観的なものに置き換えることにより、例えば陸上で培ってきた走る技術が、サッカーなどの走ることにより相手チームの優位に立てるスポーツにも転用が可能となります。各競技ごとでデータの共有が進めば、それぞれの競技のみで行われてきた練習方法が他の競技でも生かせるようになり、それはスポーツ界全体の発展へとつながることでしょう。








