八戸サッカー

ヴァンラーレ八戸、ホーム最終戦で0-1惜敗 J2昇格は他力本願に J3第37節 vs カマタマーレ讃岐

2025年11月23日、青森県八戸市発 – サッカーJ3リーグのヴァンラーレ八戸は23日、ホームのプライフーズスタジアムでカマタマーレ讃岐と対戦し、0-1で敗れた。この試合で引き分け以上でJ2自動昇格が決まるはずだったが、早期の失点が響き、自力での昇格はならず。勝ち点は積み上げられなかったものの、3位鹿児島ユナイテッドFCの引き分けにより、昇格の可能性は最終節まで持ち越された。

出典:ヴァンラーレ八戸公式X(@vanraure)

試合経過:前半の失点が命取りに

キックオフは午後1時3分。ホーム最終戦として、ヴァンラーレは昇格を懸けた一戦に臨んだ。試合は序盤から讃岐のペースで進み、前半6分に讃岐が先制点を挙げる。ヴァンラーレは反撃を試みたが、讃岐の堅い守備に阻まれ、前半を0-1で折り返した。

後半もヴァンラーレは攻撃を強めたが、得点を奪えず。讃岐は残留を懸けた守備を固め、ヴァンラーレのシュートチャンスをことごとく封じた。終了のホイッスルが鳴り、0-1のスコアで試合終了。ヴァンラーレの直近5試合成績は1勝2分け2敗となり、ホームで昇格を決めきれなかった。

サポーターの反応:失望と期待が入り混じる

スタジアムには多くのサポーターが詰めかけ、昇格を期待した声援が飛び交った。しかし、敗戦後、SNSでは「昇格持ち越しで悔しい」「他力だが信じる」といった声が相次いだ。一方で、讃岐の選手たちが涙を流す姿に敵ながら敬意を表する投稿も見られた。ヴァンラーレのサポーターは「最後まで全緑を尽くす」と、次節への意気込みを語っている。

昇格争いの行方:最終節で決着

この敗戦により、ヴァンラーレの勝ち点は停滞。栃木シティは同日勝利でJ2昇格を確定させたが、ヴァンラーレは5位FC大阪の残り試合次第で可能性が残る。得失点差を考慮しても、逆転のチャンスはある。次節はアウェイでFC琉球戦。鹿児島や大阪の結果次第で、J2昇格が決まる可能性が高い。

試合前の盛り上がり:オールサンクスデーとしてファン感謝

試合前には「デーリー東北&プライフーズマッチデー」として、オールサンクスデー物産展やお楽しみ抽選会、セレモニーが開催された。20周年記念ユニフォームのデザインも発表され、ファンとの一体感を高めた。開場は午前11時で、臨時駐車場も設けられるなど、ホーム最終戦らしいイベントが満載だった。

ヴァンラーレ八戸は今季、青森県の誇りとして健闘を続けてきた。最終節で有終の美を飾り、J2の舞台へ進むことを期待したい。

Author: かんから
本業は病院勤務の #臨床検査技師 。大学時代の研究室は #公衆衛生学 所属。傍らでサイトを趣味で運営、 #アオモリコネクト 。

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