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2025年の「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表されましたが、今年は青森県出身のアーティストの名前を見ることはできませんでした。
しかし過去を振り返ると、青森県は日本の歌謡史に名を刻んだ多くの名歌手を輩出してきた“音楽の宝庫”。
本記事では、歴代紅白歌合戦に出場した青森県出身(およびゆかり)アーティストをわかりやすくまとめて紹介します。
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今年(第76回)は青森県出身歌手の出場なし
今年2025年の紅白歌合戦(第76回)の出場者一覧を確認したところ、青森県出身の歌手は選出されていません。
近年は東北勢全体の出場者も限られており、地域バランスの観点でもやや寂しい状況となりました。
※出場歌手一覧はNHK公式発表(2025年11月14日)を参照
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歴代の「青森県出身」紅白歌手一覧
青森県出身で、公式に紅白へ出場した歌手は以下です。
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吉幾三(五所川原市)
言わずと知れた青森を代表する国民的歌手。
「俺ら東京さ行ぐだ」などのヒット曲で全国的な人気を獲得し、紅白出場も多数。
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奈良光枝(弘前市)
昭和の歌謡界を代表するスター歌手。
9年連続出場という記録を持ち、紅白の歴史を彩った存在。
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岸千恵子(南津軽郡碇ヶ関村)
1988年に「津軽じょんがら節」で紅白出場。
力強い“ゆさぶり民謡”で知られ、青森民謡の魅力を全国に広めた歌手。
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菅原都々子(十和田市)
なんと紅白歌合戦の歌唱者第1号とも言われる伝説の歌手。
昭和初期〜中期の歌謡界を支えた最重要人物のひとり。
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淡谷のり子(青森市)
「ブルースの女王」として知られた昭和歌謡の大スター。
紅白にも複数回出演し、戦後歌謡史の中心を担った存在。
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北山陽一(八戸市)
ゴスペラーズのメンバー(テノール担当)。
泉谷しげる(青森市)
日本のフォーク・ロック界の重鎮。2013年(第64回)に「春夏秋冬2014」で初出場を果たしました。
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「青森ゆかり」で紅白に登場した人たち
例えば企画コーナーなどで出演。
他には純粋な“出身者”ではないものの、青森県と深い関わりを持ち紅白に登場した人もいます。
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古坂大魔王(ピコ太郎・青森市出身)
お笑いタレント、DJ。彼がプロデュースする「ピコ太郎」(※ピコ太郎は千葉県出身という設定)が、2016年(第67回)に「紅白HALFTIME SHOW」という企画コーナーに出演し、「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン) 紅白スペシャル」を披露しました。
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工藤静香(幼少期をむつ市で過ごす)
生粋の青森出身ではないが、むつ市育ちの期間があり“青森ゆかり”として語られることが多い。
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三橋美智也(父が青森県出身)
津軽三味線を武器に全国的に人気を得た歌手。紅白常連。
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青森から全国へ──紅白が映し出す地域の文化力
青森県は人口が最大県と比べて小さいものの、
・津軽三味線
・民謡文化
・独自の歌唱スタイル
など独特の音楽文化を育んできました。
紅白歌合戦に登場したアーティストを振り返ると、
「青森は音楽文化が全国レベルで存在感を示してきた県」
であることが改めてわかりました!
とりあえず今年は青森県出身のアーティストの名前を見ることはできませんでしたが、過去に思いをはせてみるのも面白そうですね♪







