青森県青森市で、野球のトレーニングを科学的に革新するイベント「Catch On Everywhere」が2025年11月29日(土)と30日(日)に開催される。主催者の橋本泰裕氏は、弘前大学大学院医学研究科附属健康・医療データサイエンス研究センターの特任助教として普段教員を務めているが、「一生に1回ぐらい自分でお金を払ってでも楽しいことは出来ないか」との思いから、このイベントを企画。短期間ながら「小さいけど本格的なスポーツの遊園地」を目指し、野球の研究者が科学的裏付けのある近未来的なトレーニングを企業と協力して実現する。
イベントの正式名称は「未来型野球教室」で、VR(仮想現実)、3Dカメラ、走力計測機器を活用した体験型プログラムが中心。参加者は野球ファンだけでなく、陸上、サッカー、バスケットボールなどのアスリートも対象としており、1080SPRINT2という先進的なランニングトレーニングシステムを試せる点が特徴だ。具体的な活動内容は以下の通り:
- VRベースの球速検知: 仮想現実技術で球速を体感し、反応力を鍛える。
- 3Dカメラによるピッチング分析: Nikon社協力のもと、投球動作を立体的に解析。
- 未来志向の走力トレーニング: AbZero社のVR機器(V-BALLER)や1080motionを活用し、データに基づいた戦略的なトレーニングを体験。
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会場はカクヒログループアスレチックスタジアム(室内練習場)で、住所は青森市宮田字高瀬22-2。時間は両日とも10:00〜16:00(30日は17:00まで)。参加費は無料で、予約制を基本としている。予約は公式サイト(https://www.catchoneverywhere.com/eservationflow)から可能で、観覧も無料だが定員に限りがあるため事前登録を推奨する。
このイベントは、スポーツ科学の研究成果を一般に還元することを目的としており、橋本氏は「繰り返しの練習だけでなく、データを分析して自分で考えるトレーニング」を促進したいと語る。対象年齢は小学校高学年以上から大人までで、野球以外のスポーツ愛好家も歓迎。青森県民を中心に周知を呼びかけ、参加を促している。
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現在、イベント実現のためのクラウドファンディングをCAMPFIREで実施中。目標金額は50万円で、資金は機器レンタル(3Dカメラ、VRシステム、1080motion)やスタッフ費用に充てられる。10月26日時点で5,000円(1%)が集まっており、残り23日。支援者には優先予約権や個別トレーニングプラン、オンライン相談などのリワードが用意されている。詳細はキャンペーンページ(https://camp-fire.jp/projects/889369/view)で確認を。
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イベントの紹介動画もYouTubeで公開されており、詳細は公式HP(https://www.catchoneverywhere.com/)やプロジェクトページで確認できる。このイベントは、テクノロジーとスポーツの融合を通じて、参加者に新しい視点を提供する貴重な機会となりそうだ。興味のある方は早めの予約を。







