青森県八戸市長苗代地区に長年親しまれてきた「ラーメンショップ 長苗代店」が、新たな動きを見せている。2025年4月に惜しまれつつ閉店した同店だが、最近になって店舗跡地に新たな「ラーメンショップ」の看板が設置されたことが確認され、地元住民やラーメンファンの間でリニューアルオープンの期待が高まっている。
・
40年以上の歴史に幕、閉店までの軌跡
・
「ラーメンショップ 長苗代店」は、青森県八戸市長苗代中坪73に位置する人気のラーメン店だった。朝6時半から営業する朝ラー文化の代表格として、地元民はもちろん、観光客やトラックドライバーからも支持を集めていた。メニューは定番のラーメンやネギラーメン、セロリラーメン、ネギ丼などが揃い、特に無料トッピングのワカメや独自のチャーシューが評判を呼んでいた。X(旧Twitter)上では、閉店前に訪れた客の投稿が相次ぎ、「オーナー様40年以上の営業お疲れ様でした」との感謝の声が寄せられていた。
しかし、2025年4月頃に老舗は歴史に幕を下ろした。閉店前には「最後に食べたくて行ってきました!」というファンの駆け込み需要で混雑したという。理由は公表されていないが、長年の営業によるオーナーの引退が背景にあるとみられる。閉店後、店舗はシャッターが下りたままの状態が続き、周辺の雑草が生い茂る様子が寂しさを物語っていた。
・
突如現れた新看板、リニューアルの兆候か
そんな中、2025年10月7日頃にInstagram上で興味深い投稿が登場した。「今宵。長苗代ラーメンショップ跡にラーメンショップの看板がついていました!」というキャプションとともに、店舗の写真がアップロードされている。写真には赤い看板が鮮やかに映っており、「〇化」の文字が確認できる。シャッターは閉まったままだが、周囲の様子から改装工事が進行中である可能性が高い。
ラーメンショップ◯化(マルカ)直近1年で1店舗から16店舗へ急成長中(ナツへたれ) – エキスパート – Yahoo!ニュース
・
この投稿は瞬く間に地元コミュニティで話題となり、「復活するの?」「待ってました!」といったコメントが寄せられている。一方、5月頃には別のラーメン店「麺山 八戸店」が同跡地への移転を発表していた情報もある。ただしこれは取りやめになった。
・
地元の期待と今後の展望
・
八戸市長苗代地区は昔から工業や物流を担っている地域で、周辺には卸売市場や食堂が点在する。ラーメンショップの閉店は、地域の食文化に穴を開けたが、復活すれば朝ラーの聖地として再び賑わうだろう。ファンの声からは、「セロリラーメンが恋しい」「ネギ丼のあの味をもう一度」との熱い思いが伝わってくる。
現時点では公式発表がないため、詳細は不明だが、看板設置は明確な復活のサインだ。オープン時期やメニュー変更の有無については、続報を待つしかない。地元民はもちろん、ラーメン好きなら要チェックのスポットとなりそうだ。