∻八戸市の櫛引八幡宮で新しいおみくじを引こう。新しいおみくじの種類と特徴を紹介∻

アオモリコネクト特派員のかんからです。

年末年始から刻は過ぎ、もはや明日から3月ですよ!春来るという雰囲気にお外はなっていますか?いやいや雪景色一色ですよという方も多いかもしれません。でももう少しでそれらが全て消え去ります。もう少しの辛抱です!!

ところで今回のテーマは “おみくじ” ということで、正月にお遊びがてら引く人も多いかもしれません。今年一年の運勢を占うんだ……と意気込んで引いてみたところ、大凶!!!とかだったら哀しいですけど、もちろんその時点で大凶なら後は運気が上がるしかない。

もちろん当たる当たらないを判断するのは勝手だし、100円~500円のものですべてを判断できるのかという問題もはらみつつ、でもなんだかんだで長くあり続ける日本の文化でございます。一喜一憂して楽しむ。これに尽きるかと思います。あとはおみくじに書かれている文章をよく読んで、思い当たるところがあれば直していく。なんにせよ自省する心が大事でしょうね。

では記事の本題に移っていきましょうか。

八戸の櫛引八幡宮にて

八戸方面で用事があるとき、帰りにいつも立ち寄る櫛引八幡宮。でも去年と何かが違う……?

すでに今年になってから詣でた人は気づいているかもしれませんね~。

なにやら新しい建物というか、施設ができてるじゃないか……!

正直なところ正月に詣でたわけじゃないから覚えてないけど、1/30にまず行ったときはありました。そして2/27に再訪したときもあったので、ひとまずずっとある感じのようです。

“新おみくじ” と書かれたその施設に入ってみましょう。

6種類のおみくじがありました。

その中でも八戸らしくて櫛引八幡宮らしいおみくじといえば!

八幡馬みくじ!

八幡馬はTHE八戸の名産品。名だたる工芸品でございます!!

 

八幡馬(やわたうま)は、青森県八戸市を中心とする南部地方で古くから作られている木彫り馬の郷土玩具・民芸品です。平成9年、青森県伝統工芸品に指定されています。発祥については諸説ありますが、元々優秀馬「南部馬」の生産地であったことから、愛馬の順調な生育を願った木彫り馬が生まれたとされています。明治以降、社会・生活環境の変化に伴い木彫り馬の形状や意味も変化し、現在では子供や家族の幸せを願う愛情溢れる民芸品となり、八戸の「福馬」として記念品・贈答品・各種お祝いの品として喜ばれています。

八幡馬の由来・解説

そしてもうひとつ、八戸らしくて櫛引八幡宮らしいおみくじといえば

かわいい✨

これは2年前からあったおみくじではありますが、比較的新しい部類なのは確かです👍

ここに面白い伝説があります。日光東照宮の眠り猫で有名な左甚五郎が依頼を受け、八幡宮造営にやって来ました。建築の過程で間違って柱を切ってしまい、柱を川に捨てようとしました。するとこの柱が「やめてくれ」と訴えます。
それに対して左甚五郎は「うるさい、ケツでも食らえ!」と言い、川に投げ込みます。これが河童となり人や馬を襲うようになります。この地では河童をメドツと呼んでいました。悪さをするのに困った村人が八幡様に祈願をします。すると鷹が現れ、メドツを懲らしめたのです。逃げようとするメドツを爪で押さえつける鷹により、メドツの頭部は禿げたと言われます。押さえつけられているメドツですが、旧暦の七月七日からの十日間だけは、自由にさせてもらったそうです。

なぜ河童がいるのか

 

櫛引八幡宮紹介

 奥州藤原氏討伐の戦功により糠部郡(ぬかのぶのこおり)を賜った南部光行が、甲斐国の八幡大明神を六戸に勧請し、貞応元年(1222)に四戸の櫛引村に社殿を造営し遷宮したのが始まりとされ、南部一之宮として多くの信仰を集めてきた八幡宮。本殿は、江戸時代前期の社殿形式を伝える貴重な遺構として、国の重要文化財に指定されています。

櫛引八幡宮

《公式ホームページ:櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)| 青森県八戸市にある神社》

Author: かんから
本業は病院勤務の #臨床検査技師 。大学時代の研究室は #公衆衛生学 所属。傍らでサイトを趣味で運営、 #アオモリコネクト 。

コメントを残す