A-connect特派員のかんからです。
去年の終わりにとある画家さんにお会いする機会があり、色々とお話を伺うことが出来ました。
その場は忘年会だったということもあり、隣に座って日本酒やらなんやらと呑んで食べてをしながらの取材でございました。
なので酔っ払いながらよくノートに書けたなと思いますよ。ただし字はいつも以上に汚い(笑) 画家さんも酔いながらもその酒豪さを発揮し、しっかりと話に応じてくださってました。あれから1か月ほど経ちますが、鮮明に覚えております。個人的には早いうちにどこかの個展でご挨拶ができればなと思う次第です。
ではその画家とは誰か?ご紹介させていただきます。
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仙安さんプロフィール
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仙 安【𝕾𝕰𝕹-𝕬𝕹】
アーティスト
𝕊𝔼ℕ-𝔸ℕ𝕤 𝔸𝕣𝕥 𝕔𝕠𝕝𝕝𝕖𝕔𝕥𝕚𝕠𝕟
錦絵・龍画・日本画等 Art #JapanArt #art
・Japanese paintingArtist/ #japan 🇯🇵 個展/展示情報 等
I draw as I like
Production inq
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津軽に生まれ、幼い頃より父親が趣味で作る津軽凧や造船等、モノがどういう風にに作り上げられていくか見ながら育つ。
とあるねぷた絵師に弟子入りし、その後はねぷたの域に捕らわれず幅広く活躍。墨で描かれる龍の絵が注目の的であり、弘前市の久渡寺には幽霊画からインスピレーションを得て作成したという掛け軸「遊女御影」を同寺院に幽霊画として240年ぶりに奉納した。また墨絵だけでなく意匠を凝らしたアートも製作している。
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こちらは仙安さんの作品の一つ、カニねぶた。外ヶ浜町で行われている風乃まちプロジェクトで作成されたものです。
愛くるしさが堪りません!
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気さくな様子に人が集まる
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ご一緒しました呑みの場には10人ほどが集まっており、その中には仙安さんのファンという方もおられました。その方もアートをやっている方で、アドバイスを求めると仙安さんは気さくに応じてくださっていました。もちろん初対面の僕へも隔たりなく接してくださり、その暖かさを感じたのと同時に、人と境を作るようなことはしないだろうと思われました。
多くの人たちと増えあうことが好きなようで、ボランティア活動やワークショップも数多く開催中です!
忘年会が開かれたそば処北の翔さんでは仙安さんの多くの作品が掲げられ、個展が開かれるのを待たなくても身近に楽しむことが出来ます。
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“仙安”とそこに書かれていなくても、”仙安” の作品だと分かる。その独特のタッチを見て誰もが分かってくれる。作り出すときは何も定まりのないところから始まっても、でもいつの間にか”仙安” だと視認できる不思議。作品を愛している人がいるからこそ、そういった面白さも生まれるのです。
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隔たりのなさは作品にも
注:左と右が仙安さんの作品です。
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仙安さんは墨絵だけにとどまらず、例えば御朱印やハガキ・キーホルダー・お面なども製作しています。お客様に求められれば何にでも挑戦していく。作品の大小にこだわらず、可能性をつぶさないのが主義だそうです。色んなものをやってみないと気が済まない。
その親和性と柔軟性の高さは作品作りにも当てはめることができ、一般的にアーティストは製作するための道具にこだわりがあるだろうと思いがちですが、仙安さんに限っていえば特にこだわりはないそうです。墨絵のための筆は決して高価である必要はなく、あくまで描くために使えるものであればいい。話を聞いていた僕からすれば『弘法筆を選ばず』の如く、どんな道具でも見事に使いこなすことができる名人なのだなと感じ入った次第でした。
加えて言えば己で描いているうちに、特に学校で習ったことはないものの、いつの間にか絵を描くための技法を習得していた。そんなことが多々あるので、仮に弟子をとったとしても どのように教えていいか見当もつかないそうです。
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遊びも混ぜながら作り上げていく
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作り上げていく “もがき” を楽しさに変え、遊びを織り交ぜながら描いていく。
もちろんスランプにハマることもあるそうですが、そんな時は筆をおいて、また別の趣向の作品に手を付けてみる。そうしているうちに違う角度から光明が差してくる。形にこだわらず多くのアートを手掛けている仙安さんだからこそ出来る技です!
そんな仙安さんの作品、これからもご期待ください✨
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個展/展示情報 等は各SNSで
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