男の飯はこういうのでいい。そろそろおせちに飽きたら…財布に1000円だけ突っ込んで海鮮を買いに行く青森のあの場所。

男の料理がテーマ。今日は「海鮮」について。

※画像はイメージです。

本当に旨い海鮮を食べたい時、スーパーのパック詰めはちょっと見た目が綺麗過ぎる気がする。あれだけサイズや色が揃いすぎていると何か機械的な物を感じてしまうからだ。

真空フィレ、パッケージ詰めされているのを綺麗に整頓したものを出している所もあるらしい。あれをテレビで見てから刺身は割引時以外ちょっと買いづらいな……というのが正直な感想。(昔バイトしてたスーパーは違ったが)

市場から直送した魚を発泡スチロールのままむき出しで売る店が減ったのは、衛生面からなのか見た目なのか……しかしあの新鮮な魚が氷の上、もしくは味噌バケツの蓋の上に並べられている光景だからこその醍醐味、旨味というものは有ると思う。海鮮好きとしては仕入れたこの情景、ストーリーも味わいに加えたい。これぞ海鮮好きの料理の基本!

アウガ新鮮市場は数少ない、海鮮好きの為の聖地

というわけで、今日の男料理の仕入れはアウガ新鮮市場である。

自分が市場に来る理由として、1、同業他社の集まりなので価格比較をしてから買い物ができる。 2、不揃いの為安い、いわゆる「B品」に出会える(味は同じ)3、予算を伝えて、交渉の余地がある。

1に関しては、同じような店の集合だが100円200円違う事もざらにある。それを見つけ出すことに楽しみがある。要するに安くて旨い物を見つけられた!!という達成感を味わえるという事。

2に関しては、ちょっと小ぶりの筋子、形が悪いカズノコで通常の商品に混ぜられない物を半値で売っている事がある。贈答品ではなく、自分で食べる物であれば十分すぎる品だ。冷凍本マグロのサクの切れ端あたりは味のわりに安すぎる。

3に関しては、昔からの市場ならでは値引き交渉。スーパーのように閉店2時間前を待って割引のタイミングで買い物に行かなくても良い。

安さのイメージとして大体1000円ぐらいあれば1品もしくは2品程度の海鮮料理を味わう事が出来る。あとは、米の飯を奥さんにきちんと炊いて待っていてもらう事だ。

自分のテーマを持って、男の海鮮料理を楽しもう。

今日のテーマを持つのが一番大事。例えば……「今日はマグロ丼が食べたいからマグロづくしだ!」とか「魚のアラで出汁の利いた料理を!」とか「とにかく安く旨い刺身を!」あたりも良いね。

安いもの、良い物はお店によって違う。得意不得意があるから、まず買わずに市場をサクサクと一周。今日のラインナップを考えながら値段もチェックするのが吉。

じゃないと、これもあれもとキリなくかってしまいがち……市場の魅力にのまれて気が付けば3000円以上散財してしまう事に。市場はとにかく良い物が揃っているので切り捨てる能力も必要だ。

ここで、自分が1000円だけ使って買った品々を紹介しよう。季節によるが、片手に缶ビールが欲しくなる品々ばかりだ。

1000円前後で買ったウマい物たち。デキる男を演じて日曜の昼時から奥さんと一杯やりたいね。

はたはた

白子と子持ち、混合で大体1000円。白菜・水菜・春菊・キノコぐらいで……出汁が良いから醤油、みりんと酒があればあとはほぼ要らない。それだけで十分。はたはた汁。

余裕があればちょっと高いけどしょっつるを入れてしょっつる鍋にするのもアリ。

これはどっちかと言うと日本酒のほうが合う。はたはたは冬の時期だから田酒あたりがスーパーで出回ってるんじゃないかな。それをクイッとしながらつつきたいね。

安い日本酒だと、青森の物ではないけど「北秋田」をお勧めします。セブンイレブンで1000円くらいで買えるけど普通に旨くてびっくりした日本酒。ハタハタも秋田・鰺ヶ沢あたりだからよく合う。

鱈じゃっぱ

※写真はイメージ

鱈のじゃっぱ汁。じゃっぱは粗末な物、おおざっぱな物という認識をしている人はお頭が弱いと思う。ラーメンの鶏ガラ、トンコツ、フォン。すべては骨が出汁を作る。魚の骨だって例外ではない。身から出汁を煮溶かしては残された身が美味しくなくなってしまう。

真に魚の食べ方を知っている人は骨を絶対に粗末にしない。だいたい頭を割った鱈の部位の詰め合わせは500円ぐらいで買えるからこれだけでどんぶり飯3杯いけるね。キモがデカかったら本当にラッキー。

ちなみに時期によっては鱈のこぶ締め刺しも1000円未満で売っている。

紅サーモン

1000円で買えた中でびっくりしたのが紅サーモン。これはお勧めしたい。下手な脂臭いトロを食わされるよりはこっちの脂の方が上品な甘さがある。甘えびに近い感じだった。

もう片方の刺しはメバチの大トロ。凄いコッテリしている組み合わせだから少量づつで良いかな。昔みたいに重たい脂の魚が大量に食べられなくなった……悲しい。

トゲクリガニのオス

「なんだ、オスか」という人は1からガニの旨さを教えてあげたい。

まず蟹の旨さを語るならメスではなくオス。メスの卵は珍味的な存在でいいんだよ。オスの身の甘さとミソのコクはそのままでも味噌汁でも何でも主役。メスの卵より断然こちらを選ぶ。

それなのにオスはメスの定価より断然安い。1パイ300円前後ってことも…

まぁそのぶん俺の欲求は満たされるんですけどね。オススメは蟹の甲羅に味噌と身を混ぜて醤油とレモン汁2滴を垂らした「とも和え」ご飯でもお酒でも何でもイケる。

真白子刺身用

ミソの黄色い樽のふた一杯に入って今年は800円だった。助白子より断然真鱈が好き。

もう味噌汁と白子のポン酢にご飯、たくあんの二切れで後は要らないんじゃないかな。多くを語ることなかれ。説明不要に美味しい1品。

そのほか

鮭の中骨だけを100円、カズノコの切れはし500円、クロマグロの端を集めてたたきにしたものが400円、まだら子の割れたのが200円、タコの足400円。どれこもこれもスーパーでは300円くらいオンプライスされるようなものばかり。市場の活気と雰囲気、それを家に持ち帰って休日を彩る楽しみ。なによりビールが日本酒がいつもより上手く感じる最高の相棒を見つけに行ける。

だが、最近高齢化からかお店にぽつぽつと空きがでている……これからもどうにか無くならないで欲しいと切に願う。

今回行った場所は此方

アウガ新鮮市場

営業時間5:00~18:30 (お店によっては5時で開かないので6時くらいに行くのが良い)

500円毎に駐車券1枚 2枚で30分アウガ駐車場無料。

駐輪場あり、バイクも駐輪場に停められる。

(文 : ゲンサン)

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