春に食べられる青森のソウルフードが1柱 トゲクリガニ
どうしてトゲクリガニはあんなに美味しいのだろう……毎年春になると海産物超美味いですよねぇ。思わず財布の紐も足生えて何処かに行ってしまいます。
個人的に茹でトゲクリガニのお勧めの食べ方はオスの甲羅で味噌と身のとも和えを作り、メスの卵をぶち込む最強ワザです。これ以上の贅沢は多分無いかな……(蟹を2杯使うあたり超贅沢)
でも、カニって味噌汁以外に何か食べ方無いのかな???
友人の居酒屋でこんなメニューを出していた……
鮮魚創作DININGほいど家というお店がありまして、そこでは色々な鮮魚創作料理を出しております。その中で最近感動したカニ料理が……
それが今回の本題となる「トゲクリガニの紹興酒漬け」です。
※その他美味しそうな食べ物沢山ありますけどね……今回は一旦置いときます。気になる方はこちらへ。
ただ、詳しいレシピ自体はネットからよさそうなものをチョイスして、自己流でやってみました。
調理は簡単。でも気長に待つ根性が必要。
ジョインのメンバーからちょうど蟹を貰えたのでふと紹興酒漬けを思い出した事からこの記事を思いついた次第です。今回の食材トゲクリガニを一度ひっくり返しオスメスを確認。メス1オス1を選びました。
ガシャガシャとイモ洗いしたカニを容器へ……足を広げて暴れない様ちょっと小さ目の入れ物へ突っ込みます。ちょうどいい煮物鍋があったのでそこへ納めました。
ちょっと強めの焼酎へ漬けて外部を殺菌したほうが良いとか。今回の一番の敵は腹痛なんでそこは超気をつけています。
今回使ったのがこの紹興酒。いかにもな雰囲気で一番安かったものを選びました。他にも買わなければならないスパイスが沢山あるので低予算でなるべく納めましょう。
紹興酒、シナモン、ローレル、しょうが、山椒、ネギ、醤油、塩、砂糖、ゲンサンの気合が今回の材料です。
もはや日本料理には使わないスパイスが出る時点で不安が止まりません。そもそもシナモンってお菓子に使う粉じゃね?
すでに急性アルコール中毒で死去しかけている蟹さんにさらに(あの世への)迎え酒を与えていきます。お供え物に大量のネギと、醤油大さじ5、スパイス適量(ゲンサンは3ふり程度)少しの塩、砂糖は大さじ4ぐらい(紹興酒の苦みが少し和らぐ程度入れました)
このまま冷蔵庫で最低でも1週間は寝かせていきます。
ニオイが少し強いのでラップの上にビニールを結んで封印。それでは寝かせていきましょう……
それで1週間後
何か油が浮いている……蟹の油か何かでしょうかね。
最初に書いた通り「食あたり」が怖いので一度ジップ●ックに入れて冷凍をします。韓国料理のカンチャンケジャンも食あたりが怖い人はワタリガニを一度凍らせるとか。
盛り付けして完成
あらま色鮮やか!!超美味そうじゃないっすか!
それっぽく切ってみた蟹の足。何本かは殻ごと身まで切ってしまったのでつまみ食いしながら盛り付けしてます。
折角なのでつけタレを少し入れました。紹興酒の最初に味わった苦みが全て無くなっている不思議。調味料のお蔭かな??
卵の甘さが尋常じゃない。そして蟹みそは上品な塩辛のようです。これはもうあと1週間漬けて居る蟹に期待しても良い♪
蟹の身も美味しい、特に肩の部分が茹でガニより甘い!しいて言うなら甘エビのさらに上位版のコクと甘さです。味が濃すぎてビックリしました。
お安いビールが特別美味しく感じます。イイ感じに今日は蟹をねぶりながら進んでいきました。
それでも生蟹を食べるならきちんとした対策と自己責任で
今回は安全に一番気を使いながらの食レポでした。あくまで生蟹を食べるという事はどういう事かそのあたりを一番考慮しております。どうしても食べたい……という事なら最初に紹介したプロのお店へ行く事をお勧めしておきます。
それでもきちんと新鮮な蟹をちゃんと強めのお酒で殺菌して冷凍までしたらゲンサンは普通に美味しく食べられましたよ。
この他にも蟹の美味しいレシピがありましたら教えて欲しいです!是非チャレンジさせて頂きます。
ゲンサンでした。